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星の王様・妙見大菩薩の話

 鎮宅霊符神と妙見大菩薩は同体で、もとは北辰=北斗星・北極星の信仰に始まるものです。
 太古の昔から太陽・月・星の運行を神秘的なものとして崇め、中国の道教では鎮宅霊符神、仏教では妙見大菩薩と呼ばれ、国土安穏・五穀豊穣・除災招福、開運隆昌の守護神として信仰されてきました。妙見大菩薩の神格化する北極星は、常に北を指しています。昔から旅人の指針として仰ぎ見られてきたことから、人生の道を導き開いてくれる開運の守護神として深く信仰されてきました。開運と言うことから、妙見様は何でも聞き届けてくださる守護神として、勝負も守ってくれるということで有名な将棋の坂田三吉が関根八段との対局の前夜、屋根の物干し場で太鼓をたたいて「能勢の妙見さん頼んまっせ」と拝んでいたシーンは舞台でも映画でも印象に残ります。また、指針ということで、学問の守護神としても祀られてきました。妙見大菩薩は
星々の王様(尊星王)とも呼ばれ、常に北を指し人に先行きを示すところから「開運の神」とされています。

​ 妙心寺では大阪能勢妙見山に祀られる妙見大菩薩の魂をご分祀して頂き、本堂にお祀りして御座います。毎月三日に開帳してお題目講を開催しています。

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